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様々な基礎疾患(持病)など、重症化リスクをお持ちの皆様へ

新型コロナウイルス感染症に関する注意喚起
もし発熱などの症状が出たら直ぐに受診中の医療機関にご連絡ください!

 新型コロナウイルス感染症の流行が拡大する中、不安な気持ちでお過ごしの方も多いのではないかと思います。高齢者や基礎疾患(慢性閉塞性肺疾患・慢性腎臓病・糖尿病・高血圧・脳心血管疾患・肥満症など)を持つ人、妊娠中の人、がんなどの悪性腫瘍で闘病中の人、免疫不全状態にある人などは、新型コロナウイルス感染症の重症化の危険度が高いとされています。感染した場合、重症化しないためには、専門家による出来るだけ早期の確実な診断と適切な治療を受けることが大切です。新型コロナウイルスを含む感染症は、医療機関で医師による診察と検査を受けることではじめて診断されますが、肺炎などの症状が見られればPCR検査等の結果を待たずに、必要な治療が開始されます。発熱や息苦しさなどの症状が出た場合には、速やかに受診中の医療機関に連絡してどのようにすれば良いかご相談ください。また、受診中の医療機関が休診の場合の対応についても、主治医に予め相談しておいてください。事前にきちんと相談をして、緊急時の救急車による受診中の医療機関への搬送を指示されていれば、受け入れ先の調整の時間短縮につながり、また経過や投薬内容に基づいた適切な治療が可能になります。

 なお、ステロイド・免疫抑制剤や生物学的製剤などのお薬を使っている方は、感染した場合には、自己判断で休薬せず,どのようにしたらよいかについても相談しておいてください。これまで特に病気と言われていない高齢者や肥満の方も、地域の保健師や職場の産業医・保健師等の相談先を確認しておきましょう。重症化する可能性のある方は、特に医師・医療従事者とよく連携を取って、この困難な時期を乗り切りましょう。

COVID-19 expert opinion working group 委員長 南学 正臣
日本産業衛生学会   宮本 俊明
日本産業衛生学会   鈴木 英孝
日本疫学会      曽根 博仁
日本血液学会     千葉  滋
日本内科学会     長谷川好規
日本小児科学会    森内 浩幸
日本感染症学会    四栁  宏
日本感染症学会    大曲 貴夫
日本循環器学会    野出 孝一
日本精神神経学会   西  大輔
日本糖尿病学会    鈴木  亮
日本老年医学会    山口 泰弘
日本呼吸器学会    小倉 高志
日本腎臓学会     南学 正臣
日本リウマチ学会   村島 温子
日本消化器内視鏡学会 入澤 篤志
日本血栓止血学会   森下英理子
日本外科学会     池田 徳彦
日本産科婦人科学会  早川  智
日本口腔科学会    中村 誠司
日本救急医学会    坂本 哲也
日本救急医学会    佐々木淳一
日本移植学会     湯沢 賢治
日本集中治療医学会  江木 盛時
日本呼吸療法医学会  藤野 裕士
一般社団法人日本医学会連合・日本医学会
会長 門田 守人
担当副会長 門脇  孝
副会長 岸  玲子
副会長 飯野 正光
副会長 森  正樹

(2021年1月13日)