「領域横断的な肥満症対策の推進に向けたワーキンググループ」活動

事業名

日本医学会連合 領域横断的連携活動事業(TEAM事業)
「領域横断的な肥満症対策の推進に向けたワーキンググループ」活動

代表者

日本肥満学会 理事長 横手 幸太郎

参加学会

基礎部会日本癌学会
社会部会日本体力医学会、日本疫学会
臨床内科部会日本内科学会、日本小児科学会、日本循環器学会、日本糖尿病学会、日本老年医学会、日本呼吸器学会、日本腎臓学会、日本肝臓学会、日本動脈硬化学会、日本脳卒中学会、日本高血圧学会、日本肥満学会、日本病態栄養学会
臨床外科部会日本外科学会、日本整形外科学会、日本産科婦人科学会
その他日本肥満症治療学会、日本臨床栄養学会、日本痛風・尿酸核酸学会、日本総合病院精神医学会

事業内容の概略

肥満症は、糖尿病、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症、冠動脈疾患、脳梗塞、非アルコール性脂肪肝炎、月経異常・不妊、睡眠時無呼吸症候群、運動器疾患、肥満関連腎臓病など多くの健康障害を伴う。領域横断的な23学会の連携を通じて、基礎医学・臨床医学・社会医学の総合知を結集し、肥満症の諸問題を解決することが本事業の目的である。特に、①肥満症に伴う各健康障害の発症・進展とBMIの関係を明らかにし、減量による改善効果のリアルワールド解析を通じた日本人のエビデンス創出、②各学会の連携によるオベシティスティグマ解消のアドボカシー活動、③高度肥満症に対する減量・代謝改善手術の治療効果の機序解明による予防・治療法開発の基盤構築 を3つの柱とする。このような手法による肥満症対策の実践は、医学に関する科学及び技術の研究を促進し、わが国の医学・医療の水準の向上に寄与するとともに、産学協創イノベーションにも貢献できると期待する。

事業報告

肥満症は、糖尿病、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症、冠動脈疾患、脳梗塞、非アルコール性脂肪肝炎、月経異常・不妊、睡眠時無呼吸症候群、運動器疾患、肥満関連腎臓病など多くの健康障害を伴うため、関連する学会が領域横断的に連携して肥満症の諸問題を解決することが本事業の目的である。
具体的な活動として、2023年4月に第31回日本医学会総会にてTEAM事業市民公開講座「体重が増えた時気を付けたい合併症の話-豊かな人生100年時代の無病息災に向けてー」を実施した。また、2023年11月に日本医学会連合TEAM事業合同企画シンポジウム「領域横断的な肥満症対策の推進に向けたワーキンググループ活動の現状と今後」を実施した。本事業に参画する23学会が一堂に会し、肥満症に伴う各分野の健康障害の発症・進展とBMIの関係と減量による改善効果や、オベシティスティグマ解消のアドボカシー活動について発表し、総合知を結集し肥満症に関する課題解決の議論を深めた。

『TEAM事業合同企画 シンポジウム開催報告 2023年11月26日(日)』