ワンヘルスの実現に向けた生命科学研究の推進

事業名

日本医学会連合 領域横断的連携活動事業(TEAM事業)
ワンヘルスの実現に向けた生命科学研究の推進

代表者

日本薬理学会 理事長 古屋敷 智之

参加学会

基礎部会日本解剖学会、日本生理学会、日本薬理学会、日本細菌学会
社会部会日本衛生学会、日本公衆衛生学会
臨床内科部会日本感染症学会、日本内分泌学会
臨床外科部会日本生体医工学会
その他日本毒性学会、日本数理生物学会

事業内容の概略

人々の活動が、地球温暖化や耐性菌の出現など、地球環境や生態系に攪乱をもたらすことが実証されつつある。一方、人々の活動による地球環境や生態系の変容は、疾患を誘引し、健康長寿社会を阻むことが危惧されている。よって、ヒトの健康は人間社会だけで考えることは出来ず、ヒトや動植物を含めた地球全体の健全を一体化して捉える「ワンヘルス」の学理が必要である 。そこで、本事業の目的は、ヒトを含む生物と環境との相互作用や影響を予測する技術の開発を目指して、異分野融合・連携を推進することである。具体的には、ワンヘルスに関する領域横断的シンポジウムを開催し、「ホメオスタシス(生体恒常性の維持と破綻)」、「エクスポソーム(環境との相互作用)」、「センシング(環境受容・応答)」、「デジタル(未病予測、新興感染症対策)」に関する最新知見を紹介し論議することを通じて、関連学術団体、企業等、市民と情報を共有し、有機的な連携を推進する。

事業報告

ヒトの健康を、全ての生物の保護・健康と地球・宇宙環境の健全と一体として捉える「ワンヘルス」の実現に向けた生命科学研究のプラットフォーム形成を目的として、11の学会が領域横断的に連携して本事業に取り組みました。学術集会、公開シンポジウム、市民公開講座を開催し、ワンヘルスの実現に向けた課題について「ホメオスタシス(生体恒常性の維持と破綻)」、「エクスポソーム(環境との相互作用)」、「センシング(環境受容・応答)」、「デジタル(未病予測、新興感染症対策)」の視点から分野を超えて多角的に議論し、情報を共有しました。さらにワンヘルスの理解を広めるためにアンケート調査を行いました。その結果、アカデミアの研究者、企業、行政、市民とともに、上記の課題の解決に向けて社会実装可能な研究基盤を構築し発展させることの重要性と、この取組を今後も継続・発展させていく必要があることを共有し、有機的な連携を推進しました。