2023年度TEAM事業①

事業名

日本医学会連合 領域横断的連携活動事業(TEAM事業)
多学会連携による慢性疾患患者の挙児希望を叶えるための横断的指針作成

代表者

日本産科婦人科学会 理事長 木村 正

参加学会

社会部会:日本公衆衛生学会
臨床内科:日本消化器病学会、日本神経学会、日本リウマチ学会、日本先天異常学会
臨床外科:日本産科婦人科学会
その他:日本母性内科学会、日本炎症性腸疾患学会

事業内容の概略

慢性疾患の治療成績の向上、不妊治療の普及に伴い、慢性疾患を持つ女性の妊娠は重要な課題となっているが、臨床や研究において横断的な取り組みはほとんどされていない。そこで本事業では、慢性疾患患者の診療ガイドラインにおける「妊娠関連項目」の在り方について多分野の学会で検討し、診療ガイドラインの作成・活用の司令塔的存在であるMindsの協力を得て、具体的に妊娠関連項目を作成することができるような指針を示すことを目的として活動する。
具体的には生殖年齢女性患者に好発し、生物学的製剤の登場で治療が大きく変化した膠原病、神経内科、消化器科(炎症性腸疾患)をパイロット的対象として、主な内科・産科教科書、オンライン医学情報データベースのレビューを行い、ガイドラインに掲載されるべき妊娠関連項目としての共通項目と各分野に特化した項目の抽出をおこなう。これらの項目を反映した妊娠項目フォーマットならびにその解説文を作成する。